魚介類と魚貝類
どっちも見たことありませんか?
実は言葉としての正解と、違いがあるんです
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魚介類とは?
魚はそのまま魚ですが、魚介の介は、元々鎧をつけた人の形を文字にしたものになります
いわれてみれば手足っぽく見える?
と思いきや、実は人の字の左右に線が入っていたものが転じた字になります
左上の払いと、右下の縦線が人、左下と右上が鎧を表しているようです
不思議な感じですね
この鎧を着ている人をあらわすということから、鎧のように身を守るものを指すようになったということです
えびやかに、貝が含まれるのはイメージしやすいですね
えびやかには甲殻類と言うくらいですし、貝も硬い貝殻をまとっています
ですが、甲羅や殻のないイカや蛸も魚介類ですよね?
これは、意味の定義が広がっていったことによるものです
だんだんと水産物という意味で広く使われるようになったんですね
魚貝類とは?
これは、諸説あり増すが勘違いから始まったという説があります
もともと、漢字は音読みと訓読みがあり、複数の感じから成り立つ言葉はどちらかの読みで統一されることがほとんどです
魚は音読みがギョ、訓読みがサカナ 貝は音読みがバイ 訓読みがカイ
そのため、そのまま音読みで読むとギョバイルイとなってしまいます
ですが、今では魚と貝を指すために使われることもあるので完全に間違いというわけではありません
その場合にはえびやかにが含まれなくなってしまうので、基本的には魚介類が正しい表記と思って問題ないでしょう
参考:重箱読みと湯桶読み
ちなみに、音読みと訓読みが混ざっている読み方を重箱読み、湯桶読みといいます
重箱はジュウバコといいますが、重は音読みがジュウ 訓読みがオモ(イ) 箱は、音読みがソウ 訓読みがハコ
つまり音読みと訓読みが音訓の順番で混ざっています
大して湯桶読みは湯(ユ)が訓読み 桶(トウ)が音読みのため、訓音の順番で混ざっているので湯桶読みです