フリーズドライといえばお湯をかけて混ぜるだけでスープだけでなくおかずにまでなってしまう優れもの
缶詰とはまた違った保存食としても活用できるフリーズドライ、どう作っているのかご存知でしょうか
フリーズドライとは
フリーズドライという名前から、凍らせて乾かすんだろうと思っている人もいると思います
ではその原理はというと、答えられる人は少ないんではないでしょうか
フリーズドライは、食材や食品を急速に凍結し、そこから減圧することで真空状態にして水分を昇華させて乾燥させることをいいます
普通、冷凍するだけだと乾燥しません
そこで、冷凍した後に真空状態を作ってあげることで、冷凍状態の食品から水分を抜いてあげるんです
冷凍したものを真空状態に置くとなぜ水分が抜けるのかというと、昇華という現象を利用しています
昇華とは、固体から気体へ、もしくは気体から固体へと一気に変化する現象のことです
水は普通、氷から水になって水蒸気になります
ですが、真空状態では、氷から一気に水蒸気になってしまうんです
そのため、凍らせて乾燥させるということができるんですね
フリーズドライって自宅でできるの?
フリーズドライの作り方がわかれば誰でもできるのかというと、そういうわけではありません
凍らせるには冷凍庫でできると思いきや、急速冷凍と真空状態が必要になります
そのため、一般家庭では作るのはもはや不可能ですね
フリーズかドライのどちらだけならできるのですが、自宅でできるフリーズドライ装置は調べた限りでは売られていませんでした
こんな食品もフリーズドライ!?
フリーズドライといえば味噌汁が有名ではないでしょうか
ですが、意外なところとしては、インスタントコーヒーもフリーズドライで作られているものがあります
こういう粒が大きいものはフリーズドライのコーヒーです
そのほか、面白いものとしては
こんなどんぶりものもできちゃいます
こちらは確か具だけですが、すごいですよね
ほかには
ビーフシチューもあります
最近はチョコでコーティングしたフリーズドライのいちごも人気ですね
フリーズドライも味噌汁以外にいろいろと出揃ってきています
保存食としても使えますし、疲れて帰ったときにお湯だけでとりあえず食べられるようになるので便利です
とくに長期保存に向くものは数年の賞味期限となっているものがあります
非常食としては水が必要ということで缶詰に劣る部分もありますが、
バラエティ豊かですし重量も軽いのでいくつか常備しておくと安心ですね