上白糖とグラニュー糖、名前は知っていても違いが言える人は案外いないのではないでしょうか?
今日はそんなグラニュー糖についてまとめてみました
グラニュー糖って一体何?
そもそもグラニュー糖ってなんでしょう?
グラニューとは英語の「粒上にした」であるgranulatedから来ています
単純に粒上にした砂糖、とう意味ですね
ちなみに英語ではグラニュー糖ではなくcaster sugerといいます
casterとは砂糖などをふりかける容器のことです
意味としてはふりかける砂糖ってことですかね?
このグラニュー糖、日本ではお菓子作りによく使われますが、
世界的には砂糖というとこちらのグラニュー糖を指します
ちなみにこのグラニュー糖に空気を含ませて顆粒状にしたフロストシュガーという砂糖があるのですが、ヨーグルトにたまについているあの溶けやすい砂糖のことです
ちなみにフロストは霜、Frostingは衣がけという意味で、日新製糖さんが開発したものになります
上白糖とグラニュー糖の違いとは?
グラニュー糖は上白糖よりも純度が高く、蔗糖純度が一番多い砂糖になります
一番だし二番だしでいうと一番出汁がグラニュー糖、二番出汁が上白糖です
そのため、上白糖は転化糖という蔗糖が加水分解した糖が入っています
そのため、グラニュー糖はさらさら、上白糖はしっとりとしているのです
上白糖に比べて純度が高いため、砂糖の中では一番カロリーが多いのがグラニュー糖です
100gで387kcalですね
上白糖は384kcalと言われているのでほとんど変わりませんが、比較すると一番高カロリーとなります
なんでお菓子にはグラニュー糖を使うのか?
グラニュー糖といえば日本での使用用途はお菓子ではないでしょうか
ではなぜお菓子にグラニュー糖を使うのかというと、
一番は他の素材の味を邪魔しない単純な甘みとして使えるからです
純度で言えばほんの僅かな違いですが、吸湿性の影響もあり、
舐め比べてみると違いを感じ取れる人も多いはず
人間の舌ってすごいですね
コクを出したければ上白糖、さらには三温糖も使えます
お菓子によっては上白糖のしっとりさを利用するということもあるので一概には言えませんが、お菓子のレシピはグラニュー糖となっていることが多いようです
粉糖と支持されている場合にはできあがりの食感や調理過程での解け具合に大きく影響するため粉糖として売られているものを使いましょう
ちなみに、上白糖とグラニュー糖では一般的に粒子サイズがグラニュー糖のほうが小さいため、計量スプーン1杯で重さに違いが出ます
2割ほどグラニュー糖のほうが重くなるので、レシピではグラムや大さじ小さじ表記だと思いますが、正確に使うのであれば気をつけなくてはなりません
ただ、単品での甘みは転化糖が蔗糖より甘く感じるため、上白糖のほうがグラニュー糖より甘く感じます
このあたりも気にしなくてはいけないので、暫く使うのであれば上白糖とグラニュー糖の両方を揃えてしまうのが良いかもしれません